知識を得ることにもう少しお金を使うとして、最近考えているのは、美術館や博物館に行くこと。
例えば上野にある国立科学博物館や東京国立博物館では時々特別展のようなものをやっている。
海外の貴重な品や、国内のものでも、寺院などが所有する国宝がその特別展で特別に公開されるということもあるのだ。
まだコロナ禍の前は、そのような特別展をこまめに調べて、気になるものがあればできるだけ行くようにしていた。
電車賃と、入場料の約三千円くらいでその貴重な品を実際に自分の目で見ることができるのであれば安いものだと思っていた。
だけど、コロナ禍になり入場が大きく制限されるようになると、私はそれらの特別展に行くことはなくなった。どのような催しがあるのかを調べることすらしなくなってしまった。そのまま私は会社という枠組みを離れて、FIRE生活に移行することになる。
そしてFIRE生活に移行した昨年末から今までも、私はそのような場所に行くことはなかった。
この半年間は「自分のやりたいこと、得意なことを仕事化する」というもう一つの目標に向けて集中的に取り組んでいたので、特別展に行くような余裕がなかったというのもある。
FIRE生活に移行して完全に自由な時間を生きるようになったのに、逆に時間的な余裕がなくなるというのも皮肉な話だった。
だけど、「私のやりたいこと、得意なことを仕事化する」ことは私にとって重要な目標だったし、それにむけて集中的に取り組むことは優先度が高いタスクでもあった。
それに、そのことに取り組むこと自体は、確かに大変だったけど辛くはなかった。だって、それがやりたくて会社を辞めたのだから。
ただ、その目標に向けてもある程度軌道に乗ってきたので、知識を得るという目的のもと、特別展に再び行ってみようと思っていた。
まずは、どのような催し物が現在あるのか、そこを調べることから始めてみようかな。