FIRE生活に移行するにあたって設定した、2つ目の目標。
「一度きりの人生において、経験にお金を使うこと」
かといって、無闇やたらにお金を使うわけにもいかない。私自身がこの一度きりの人生において何を経験したいのか。それを自分の中でしっかりと掘り下げる必要があると思っていた。
経験にお金を使うとして、現在、4つのカテゴリーで考えている。
知識。
体験。
食事。
道具。
「知識」については、まず、本というのがある。
現在は家の近くの市立図書館を最大限利用して、その図書館から借りてきている本を読んでいるのだけど、図書館で借りた本は当然期限が来たら返却する必要がある。常に手元に置いておくことができない。それは、「読み返したいときに読み返すことができない」ということを意味していた。
会社員時代は、「血を吐くような思いで毎日働いて、そしてお金を稼いでいるのだから」と本代はケチらずに、少しでも目を引いた本があれば迷わず買っていた。
ただ、FIRE生活に移行してからは、どうしても自分の中で一つの制限がかかってしまい、本を買うということがめっきり減ってしまった。
本と言っても一冊千円から二千円くらいのもの。
それで人生において有用な何かを学べるとしたら安いもの。
そのようなわけで、本当に読みたいと思った本に関しては、図書館で借りるのではなく実際にお金を出して買っていこうと考えている。
場合によっては、図書館で借りて読んだ本でも「買う価値がある」と思える本であれば別途買ってもいいかもしれない。そうすればいつでも好きな時にその本を読み返すことが出来る。
そのくらい私は「本」というものには価値があると思っていた。