知識を得ることにもう少しお金を使おうと思っている。
現在考えているのは、一つは「本」。
そしてもう一つは「美術館や博物館に行くこと」。
試しに上野にある国立科学博物館と、東京国立博物館でどのような特別展が予定されているかを確認してみる。
例えば東京国立博物館では、2024年10月16日から「特別展 はにわ」が予定されている。
ホームページのその案内文には次のように書かれていた。
“埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。古墳時代の350年間、時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。
なかでも、国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。この埴輪が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。素朴で“ユルい”人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家にいたるまで、埴輪の魅力が満載の展覧会です。東京国立博物館では約半世紀ぶりに開催される埴輪展にどうぞご期待ください。“
その案内文の隣に、国宝である「挂甲の武人」の写真も載っているが、歴史の教科書で見たことがあるような埴輪だった。
1700年前の人たちが作った現物を、実際に自分の目で見る。
それはその1700年という時を遡っていくかのような、不思議な体験のはず。
「1700年前の人間は、どんな思いを抱いてこれを作ったのだろう」
そのように彼らに思いを馳せてみるのも悪くはない気がした。