会社という場所は、私にとって本当に生きづらい場所だった。
私が持っていた二つの欠点。
他者とうまく関係を作れない。
だけど、周りに流されずに自分の頭で必死に考えて、自分が納得できる答えを見つけ出すことはできる。
団体行動はできない。
だけど、単独行動は得意。
会社という場所は、私の欠点とするところを強く要求される場所だった。生きづらいのも当たり前だった。
だからそのような私の欠点が、逆に強みとなるような場所に一日も早く辿り着きたかった。
一日も早く「会社」という枠組みから離れて、自由に生きられる状態を作りたかった。
それをどのようにして実現させるのか。
会社員時代は、そのことをひたすら考え続けていた気がする。
現実的に生きて行くためにはお金が必要で、人は霞を食べて生きて行くことはできない。
そして「お金」を得るための一番現実的な手段が、「会社に勤めて働き続けること」。
多くの人はそう考えるだろうし、長らく私も、そのような考えに縛られ続けていた。
だけど、その延長線上に、私の目指す未来はないような気がした。
それならば、私が目指したいと思える場所に辿り着くために、考え方を大きく変える必要があると思った。
そして私が出した答えが、
「投資によって不労収入を作り出すこと」
だった。
それによってお金という点で「会社」に依存せずに済む状態が作れる。
それが実現できれば、もう「自分の欠点を強く要求される場所」に、「お金のため」という理由だけで縛られ続けることもなくなる。
そして自由になった時間の中で、
「私が本当にやりたいこと、私が本当に得意なことを、自分の仕事にする」
という私の目標に対して、集中して取り組める状態を作れると思った。