ある人のFIRE日記

日々思ったことを書いていくだけのブログ

自分の欠点を、逆に武器にする(2)

 

新卒で企業Aに就職して社会人になっても、私の「他者とうまく関係を作ることができない」という欠点は依然として私を苦しめ続けた。

 

 

 

 

会社はさまざまな関係部署、そしてさまざまな関係者との間で関係を構築していく中で仕事を進めていくようなもの。その一番ベースとなる部分が欠落していた私にとって、会社での日々は本当に苦しかった。

かと言って、お金をもらって仕事をしている以上、苦手なことだとしても何とかしてやらなければならない。

 

自分自身がそれをうまくこなせていたとは思えないけど、それでも、「周りとうまく協調することができる人間」を必死になって演じ続けていた。

 

会社での年次が進むにつれて「リーダー」という役割を担うことも多くなった。そのときは「リーダー」という仮面をかぶって、私とは全く違う人間を今度は会社の中で演じた。

 

 

 

そのような生き方が正しかったのかはわからない。

だけど、その当時の私には、そのような生き方しか見つからなかったし、そのような生き方しかできなかった。

 

私が得意なこと、そして私がやりたいこと。

会社の中でやっていること、やらなければならないこと。

その二つはどんどん乖離していった。

 

 

 

他者とうまく関係を作ることができないという欠点は、逆に言えば、「周りの意見に迎合せずに、自分の頭で納得するまで考える」という点の裏返しでもあった。

 

そして、周りと協調した団体行動がうまくできないという欠点は、逆に「単独作業であれば、苦もなくやり続けることができる」ということでもあった。

 

 

仕事の中でも、単独作業で、かつ自分自身で考えて進める仕事についてはそれほど苦もなく進めることができたのも事実だった。

 

 

 

問題は、会社という枠組みの中では、その私の欠点とする部分を多く要求されていたということだった。

 

 

 

 

 

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