ある人のFIRE日記

日々思ったことを書いていくだけのブログ

とても暑かった2018年の夏(13)

 

中途入社者の全体研修二日目。

 

その日も、企業Bの本社で座学による研修が行われることになっていた。

集合は午前8時だったので、私は午前7時前には引っ越したばかりの川崎の自宅を出た。

 

 

 

 

その日は会社における福利厚生と年金制度についての説明からスタートした。

企業Bでは確定拠出年金に強制的に入る必要があって、その年金を担当している生命会社の担当者もその場には来ていた。

 

 

前職の企業Aでも確定拠出年金の制度はあったのだけど、その制度を利用するかどうかは各社員で決めることができるものだった。

私は将来的に企業Aを退職することをその当時から考えていたので、確定拠出年金に入ることはなかった。会社を辞める際に、できるだけ手続きは簡易にしたいという思いが自分の中にあったからだ。

 

 

その頃は、確定拠出年金の制度の詳細を理解することもなかったし、勉強することもなかった。ただひたすら毎日の仕事が辛かったし、その仕事から逃れることだけを考え続けていた。

 

 

今思えば、あの頃にもう少し確定拠出年金の制度について調べ、それを利用する勇気さえあれば、所得控除などで節税はできたのだろうけど、今となっては後の祭り。

 

 

 

 

 

本社での全体研修は、その後、人材育成についての簡単な説明があって、午前10時には終了した。

 

私たち中途入社者は、全体研修の後はそれぞれの配属先の事業所に向かい、そこで職場での受け入れがなされることになっていた。

 

 

 

 

 

事業所での出社時間は11時と設定されていたので、私はすぐに本社を出て、私がこれから働くことになる事業所に向かった。

 

 

 

私がこれから働くことになる職場はどんな場所なのだろう。

どんな人たちがいるのだろう。

 

事業所に向かう電車の中で、私はひたすらそのことを考え続けていた。私の脳裏では、前職の企業Aでの苦しい日々が蘇っていた。

 

 

 

転職したとしても、それが変わるとも思えなかった。

 

 

車窓から外を見ている私の目には、楽観的な未来なんて全く映っていなかった。

 

 

 

 

 

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