ある人のFIRE日記

日々思ったことを書いていくだけのブログ

とても暑かった2018年の夏(12)

 

中途入社者の全体研修一日目。

 

 

 

午後三時までに会社の概要についての座学での研修は終わり、その後は企業B本社内に設けられたギャラリーの見学が予定されていた。

 

企業Bはメーカーであり、その過去の様々な製品を展示している特別棟が本社内の敷地の中に設けられていた。

 

 

 

 

私たち中途入社者の6人は、人事担当に案内されてそのギャラリーに向かった。

 

ギャラリーでは、専任の案内スタッフがいて、私たちにそのギャラリーの中を案内してくれた。

おそらく、外部の様々な人がそのギャラリーに訪れていて、彼らに対してそのギャラリーを案内することがその案内スタッフの仕事なのだろう。すらすらと流れるように様々な製品の概要を説明していく。

 

そのほとんどは、私が企業Bに入った後に担当となる製品群とは別の製品群のものだった。当然それらに対しては詳しくはなかったし、知識もあまり持っていなかった。私自身も素人のようにそれらの製品についての説明を聞いていた。

 

 

 

ギャラリーの見学は30分程度で終わった。

 

私たちは再び研修が行われていた建物に戻り、最後に研修についてのアンケートを記載して初日の研修は終了だった。16時過ぎには終わっていたと思う。

 

私はすぐにその研修室を後にした。

 

 

 

 

 

その日はただ、様々な人から話を聞いていただけだったので、私自身は特に何かをしたというわけではなかった。それでもその初日の研修が終わった時にはぐったりと疲れていた。それだけ気を張っていたのかもしれない。

 

それと同時に、次の日のことが頭のどこかにこびりついていて、そのことに強い憂鬱感を感じていたからなのかもしれない。

 

 

 

次の日、つまり研修の二日目は朝は同じように研修のため本社に出社する予定だった。ただ、そこでの座学での研修は午前中だけで終わり、そのあとは6人の中途入社者はそれぞれの配属先の事業所に向かい、そこでこれから仕事をする実際の場所での受け入れが始まることになっていた。

 

 

 

私が恐れていた瞬間は、もう目の前に迫っていた。

 

 

 

 

 

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