2018年8月のカレンダーが、今も手元に残っている。
その当時は、つぎの5つの手続きを同時並行で進めていた。
退職手続き。
入社手続き。
退去手続き。
入居手続き。
引っ越し手続き。
転職と引越しを同時に行ったので、それこそ目が回るような忙しさだった。また会社の中では引き継ぎ準備という形で、それまでの私の業務や取り掛かり中の業務をまとめる作業にも追われていた。
転職先である企業Bの入社日は2018年9月1日と日程が決められてしまっていたので、それらの手続きを全てその期限までに終わらせなければならなかった。
まだ他の人の手が借りれるのであれば、その5つの手続きについても負荷は分散するのだろうけど、私は一人でその全ての手続きを行う必要があった。
それこそ「いつまでに何をするのか」それを日程が見えるような形で管理していかないと、手続きが日程内に収まらないリスクも十分にあった。だから私は、細々としたタスクを全てカレンダーに書き込んで、それらを9月1日という期限に全て収まるように管理していたのだ。
それまで勤めていた企業Aの退職日は2018年8月31日(金)。
そしてその最終出社日は8月10日(金)だった。
つまり、最終出社日から転職先の企業Bの入社日まで3週間しかなかった。
そのうち、8月13日(月)〜17日(金)はもともと企業Aでは夏季休暇として設定されていたので、企業Aで残っていた有給休暇の消化としては8月20日(月)〜31日(金)の2週間を当てた。本来であれば1ヶ月以上の有給休暇が残っていたので転職までの日々をもう少し余裕を持って過ごしたかったのだけど、そればかりは仕方がない。
転職先の企業Bに、
「有給休暇を消化したいので、入社日を遅らせたい」
と言う訳にもいかなかった。
会社を辞めた後、次の転職先に入社するまでの有給休暇消化期間。
それは多くの人たちにとって、長年働き続けてきた中で、ある程度長期間休めるオアシスのような期間になるのだろうけど、私には色々とすべきことが山のように残っていた。
引っ越しは2018年8月21日を予定していたので、それに向けての部屋の片付けと荷物の梱包を最終出社日の次の日から始めなければならなかったのだ。