FIRE生活移行後は、会社員時代とは違って昼食も毎日自分で準備する必要がある。
会社員時代は毎日社食で済ましていたから、そのメニューの中で食べたいものをただ選べばいいだけだった。社食は社食でコストは当然それなりにかかってしまうのだけど、それでも毎日自分で昼食を準備することと比べれば手間は圧倒的に少ない。
それに、
「毎日必死になって働いているんだから、多少コストがかかったとしても昼食の手間はできるだけ抑えよう」
という考えもどこかにはあった。
だけどFIRE生活移行後は、毎日自動的に「社食」が準備されることはもうないのだ。
現在、昼食で食べているものはある程度固定化されている。
毎日、
「今日は何を食べよう」
と考えるのも面倒だったし、そのための準備も面倒だったので、できるだけ栄養バランスのとれたもので、かつ準備にそれほど手間のかからないものを毎日食べるようにしていた。
昼が近くなったら、まず昨夜の夕食で使用した食器を洗って、ご飯を炊く。私が使っている炊飯器は一人暮らし用のもので、一食分のご飯を毎回炊いていた。
確かに毎食毎食「ご飯を炊く」という作業が入ってしまうことはあるのだけど、それでも炊飯器に米と水を入れておき後は炊飯器のボタンを押すだけ。それほど手間がかかる作業でもなかった。
それに、毎回一食分のご飯を炊くことで、いつも炊き立てのご飯を食べることができる。
それに、たとえば一回に炊く量を多めにして、残りは冷凍してご飯を保存するというやり方をとってしまうと、「ご飯を保存しておく」という手間を余計にかけなければならなかった。
そしてご飯が炊けると、蒸し器に卵を入れてゆで卵を作る。
ゆで卵自体は10分で簡単に作ることができたし、また卵は各種栄養素に優れていて、タンパク質の補給もできる。非常に優れた食材だ。
ゆで卵が出来上がると、最後に皿に豆腐を入れて、準備完了。
豆腐は大豆を原料にした食材で、以前立ち読みした本で勧められているのを見て昼食のおかずに加えていた。
豆腐も各種栄養素に優れていて、タンパク質の補給もできる。
卵に勝らずとも劣らず。
そんな食材だと思っていた。