自分の生活に対して「外部強制装置」を設定することを心がけている。
例えば、毎日日記を書いてそれをブログにアップすることをノルマとして設定して、それを毎日必ず守る。「ブログにアップする」ということ自体が外部強制装置として機能し、それによって毎日日記を書くということを継続できる。
私は、自分のことを本当に意思が弱い人間だと思っていた。
自分の意思だけに頼って何かを成し遂げようとしても、それはそもそも難しいことなのだという認識を持っていた。
なら、どうすればいいのか。
簡単な話だった。
自分が望む目標に対して、そのために行動せざるを得ないような状況を作ってしまうこと。そのような外部環境を作ってしまえば、それが強制装置として機能して、自分を行動に駆り立てることができる。
学生時代の大学受験も、私の家では浪人という選択肢は与えられていなかったので、絶対に現役に合格しなければならなかった。
「絶対に落ちるわけにいかない」
そのことが外部強制装置として機能したから、それこそ朝5時半から夜22時半までひたすら勉強を続けることができた。そのことは私の人生における一つの発見でもあった。そもそもとして自分は意思が弱い人間だという認識、そしてその事実を踏まえた上でどのように人生目標を達成していくのか。それを一つの経験として理解することができた。
会社を辞めて、FIRE生活を試してみること。
それもある意味では、自分を望む方向に追いやるための「外部強制装置」だった。会社を辞めしまうことによって、ある意味では退路を断つ。
それによって、
「自分の好きなこと、自分の得意なことを仕事にする」
という目標に対して、本気で取り組まざるを得ない状況を作る。
そのやり方はリスクがあることなのかもしれないけど、リスクがあるからと言って行動をしないのだとしたら、それこそ何一つ行動せずに人生が終わってしまう。