まだ企業Bに勤めていた頃、夏季と冬季のそれぞれ一週間くらいの長期休暇の中で、「FIRE生活の事前演習」を行なった。
一日の時間を完全に自分の自由に使える。
そのような毎日が続いていく。
そんな中で、私は本当に自分を律して毎日を過ごすことができるのか。そのために色々な生活習慣のルールを設定していたし、その「事前演習」の中で、そのルールが本当に機能するかも確かめたかった。
「なんとか行けるかもしれない」
私はそんな実感をつかむことができた。
私が会社という枠組みから離脱したのが去年の11月末。
それから約四ヶ月が経ったのだけど、その四ヶ月を振り返ってみると、
「結構、あっという間だったな」
というのが実感だった。
自分の人生目標を設定し、その目標達成のためにすべきタスクを洗い出す。そしてそのタスクを一日のスケジュールの中に組み込んで、あとはひたすらそれを遂行していく。
そのようなことをして過ごしていた。
それで、あっという間にその四ヶ月が過ぎたということは、きっと、それなりに自分を律して過ごすことができたし、やるべきことに集中して取り組んだ一つの結果のような気もする。
最後に私は、生活習慣のルールの中に、もう一つの重要なルールを加えている。
それは、前日の過ごし方で何が機能して、何を改善すべきなのか、それを振り返る時間を必ず設けるということ。
そしてその「改善すべきこと」に沿って、すべきタスクの追加や修正を行なって、それを次の日のスケジュールに組み込むこと。
そのような「フィードバックループを回す」ことを習慣として組み込んだ。
状況は日々変化するし、日々色々な知識や経験を積み重ねている。
それに沿って目標を修正したり、タスクを修正したりすることは非常に重要だと思っていた。
そしてそれを習慣として組み込むことによって、必要に応じて軌道修正をしながら、自分が望む生活、そして自分が望む場所に少しずつでもいいので近づいていけると信じていた。