昨年末に会社を辞め、自由業(FIRE生活)に移行した。
その生活の中でいくつか設定しているルール。
朝型化。
計画遂行法(2冊メモ帳法)。
25分タイマー法。
外部強制装置。
そのルールが本当にFIREという自由な生活の中で機能するのか。
そこは、会社を辞める前は多少の不安があった。
それまで20年近く
「朝早くに会社に出勤して、そして午前、午後、夜とその場所でひたすら働き、夜遅くに家に帰ってくる」
という生活を送っていた。
その生活はFIRE生活の対極にあるような生活で、それこそ、
「会社で働くのは嫌だ、一日も早くここから抜け出したい」
と毎日のように願っていたけど、ただ、会社という「外部強制装置」があったからこそ毎朝起きて、そして会社という場所で必死になって働き続けることができたのも事実だった。
どんなに目の前の仕事が嫌でも、それをこなしていかなければならない。会社とはそういう場所なのだから。
それがいいのか、良いのか悪いのかは別にして、ただ、自分を強制的に行動させる枠組みであることは確かだった。
それが、いきなり会社という「外部強制装置」を外されてしまって、本当に毎日を自分を律して過ごすことができるのか。
そこで自分を律することができずに、だらだらと毎日の時間を浪費して過ごしてしまうのだとしたら、はっきり言って「FIRE生活」に移行する意味がなかった。
私の人生目標は、
「私の好きなこと、得意なことを仕事にすること」
であり、それに集中して取り組むためにこそ会社を辞めようと考えていたのだから。
だから、私は退職前に、「FIRE生活」を事前演習しておこうと思った。
一日を自由に使える時間の中で、自分が本当に自分を律して行動することができるのか。
それを退職前に試しておこうと思った。
それくらい、私は私という人間を信用していなかった。