日銀の利上げに端を発して、先週末から今週頭にかけて日経平均はジェットコースターのような動きをしている。
8月5日に史上最大の下げ幅を記録したかと思えば、8月6日に今度は逆に史上最大の上げ幅を記録している。
先週から今週にかけて私の身に起こった一つの出来事によって、正直株価どころの状況ではなかった。
だけど、その出来事も少し落ち着き、市場の動きを改めて見直してみると、本当に近来では見ることが出来ない異常な状況が市場で発生していたのだということが分かる。
私のようなFIRE生活に移行した身であり、かつ、収入を資産からの不労収入だけに依存している身にとっては無視できるような状況でもなかったし、確かに私の資産に対してもそれなりにダメージは受けることになったのだけど、それでも私はそれほど焦るということは無かった。
株式投資をしていれば何が起こるか分からない。
近年では2020年3月にコロナの蔓延とともに、株価は連日のように暴落していた。結果としてその暴落から株価は持ち直し、日本、米国ともにそれから株価は大きく上昇することになる。
大切なのは、そのような異常事態が起こり得るのだということをいつも心に留めて、その異常事態に対する準備を常に怠らないということ。
私の場合においては、投資資産はできるだけ分散するようにしていて、それこそ株以外の債権についても分散を進めていた。
まだ会社員の身分であれば「給料」という収入があるので、投資においては攻めた投資をしても良いのかもしれないけど、私はもはや会社員という身分から離れている。
だからこそ、「いかにリスクを限定させて、その中で不労収入を安定的に獲得するか」を最重要視していた。