或る人のFIRE日記

日々思ったことを書いていくだけのブログ

FIRE生活における「自由」の価値(1)

 

半月ほど前、ご飯を食べているといきなりジャリと何か硬いものを噛んだ感触を感じた。

 

なんだろうとそれを指で摘んで外に出す。

よく見てみるとそれは白いかけらで、歯のかけらのようだった。

 

まずい。歯が欠けてしまった。

 

人差し指で自分の歯を確認していく。

すると、左下の一番奥歯が鋭利に尖っている。欠けたのはその歯で、歯の残った部分がナイフのように尖ってしまっている。

 

いわゆる「親知らず」と呼ばれる歯だった。

 

 

 

子供の頃、左下以外の他の三つの親知らずは歯医者で抜いてもらっていたが、唯一残っている親知らずが今度は欠けてしまったのだ。

 

これは完全に「歯医者案件」だった。

自分でどうにかできる問題ではなかった。

 

 

 

本来であればすぐにでも歯医者の予約をしようと思っていたのだけど、そのときは私が抱えている別の健康問題の方向性も決着しておらず、精神的に歯医者に行けるような状況ではなかった。

 

歯は欠けてしまっていたのだけど、それほど強い痛みも無いということで歯医者に行くことの優先度を下げた。

 

 

 

そして私の別の健康問題についても8月30日に病院に行って、ある程度の今後の方向性が見えてきたので、ようやく私は9月3日に歯医者に電話をかけた。

 

「来院できる曜日などはありますか?」

電話先の女性が私にそのように尋ねてきた。

 

まだ会社に努めていた頃は当然平日に行くことはできなかったので、いつも土曜日にしてもらっていた。

 

だけど、FIRE生活に移行した今の私にとっては、生活の自由度は大きく上がっていた。

 

私は、

「自由はきくので、いつでも大丈夫です」

と答えた。

 

 

 

私が今抱えている別の健康問題についても、何度も平日に病院に通院していた。

平日しかその病院はやっていないので、もし会社勤めをまだしているとしたら何度も会社を休まなければならないような状況だった。

とても平常心で働けるような状況ではない。

 

だけど、今の私にとっては平日も休日も無い。

その日にどのようなタスクをするのか、全て私がコントロールすることができる。

 

今回の健康問題を介して、私はFIRE生活における「自由」の価値を強く感じた。

 

 

 

 

 

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