FIRE生活に移行してから、他者と対話するという以前に、何かをしゃべるという機会すら少なくなった。
単身でのFIRE生活はどうしてもそのような傾向になってしまうのだろう。
ただ当たり前のことだが、自分の考えを言葉として表現することは、生きていくうえでは欠かせない。それは会社員、FIRE生活者ともに変わらない。FIRE生活者は単純に、その機会が少ないというだけだった。
少なくとも、自分の考えを言葉として表現することは、毎日の習慣として組み込むべきなのではないのか。
そう考えた私は、一つのタスクを習慣の中に組み込むことにした。
それは、
「その日の終わりに、トピックを決めて、自分の考えを簡単に言葉で表現するようにする」
ということだった。
そしてそのためのツールとして私はYoutubeを活用することにした。
「自分の考えを言葉で表現すること」を動画として撮影し、その動画を「音声日記」という形でYoutubeにUPする。それは誰かのためのアウトプットというよりは、単純に私のためのアウトプットだった。
Youtube投稿というタスクを設けることによって、「音声日記」を一つの習慣として確立すること。そのためだけに、私はYoutubeに動画を投稿することにしたのだ。
「音声日記」の内容は、その日の出来事で何か気になったことでもいいし、あるいは、最近考えていることでもいい。
例えば、7月末に発覚した私の病気のこと。
FIRE生活における一日の習慣についてのこと。
私の人生目標についてのこと。
私の過去の思い出についてのこと。
内容は何でも良かった。
ただ、「自分の考えを言葉として表現すること」、そのことを習慣化したかった。